「ペルソナ」っていう言葉、ご存知ですか。パーソナリティの語源となっている言葉です。はるか昔、私が学生だった頃、大嫌いな倫理の時間に、大嫌いな先生が話していたことで唯一、私の頭に残っている言葉です。 ペルソナというのは「仮面」の意味。つまり、「その人の個性とか考え方とかを表すパーソナリティというものは、人がそれぞれに持っている、身に付けている仮面のことを言っているのだ」と、たしかそんな内容だったと思います。
 私なりの解釈なので学術的にどうであるのかはわかりませんが(あしからず)、人のパーソナリティとは、まさに仮面そのもので、たとえば、仕事をしているときは仕事人の仮面をかぶり、恋人といるときは恋人としてふさわしく振舞う。その切り替えが上手い人ほど、優秀だとか要領がいいとかいわれるのではないでしょうか。
 結婚していると女性って、すごく沢山の顔を持つようになります。妻だったり、母だったり、井戸端会議の参加者だったり。また、子供の人数分だけ、上の子のママ友達との顔、下の子のママ友達との顔とか、いらない仮面までどんどん増えてきてしまったりするものです。で、全部使いこなせないから、つい、本来の自分に一番近い「大人の女性」の仮面をはずしたままにしている・・・。そんなことありませんか? 私も、ついこの間まで、すっかりはずしっぱなしでした。下の子が幼稚園に入園したことを機に、一気に、「仕事人」や「大人の女性」の仮面を無理やり引っ張り出してきて、ややぎこちないものの、がんばって身に着けるようにしているところです。
 久々にその仮面を付けてみる感想から言いますと・・・・やっぱり最高!!! 本当に気分がいいです。自信はないけど、楽しくて刺激的です。もちろん、妻、母、ママ友達との顔も大事に大事にしていますが、ふと「仕事人」、ふと「大人の女性」の仮面を付けられるときがあるって、とってもワクワクしてしまうのです。「大人の女性」として自分のことを考えてみる、自分の成長にお金を使ってみるって、とっても大事なことだと思います。
つい、子供優先、夫優先になりがちじゃないですか?
 皆さんも、ふと忘れている、昔、大切にしていた「ペルソナ」、引っ張り出してみてはいかがでしょうか?








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